東京ガスの燃料費調整額って何?お得に節約する方法を徹底解説!(2024年11月)

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東京ガスの燃料費調整額

家計の節約には、光熱費の見直しも欠かせません。東京ガスの燃料費調整額は、その中でも重要な要素のひとつです。

しかし、その正体や節約方法についてはあまり知られていません。

この記事では、東京ガスの燃料費調整額とは何か、そしてお得に節約する方法を徹底解説します。

でんきる

東京ガスの燃料費調整額単価を最新にアップデート済!(2024年11月時点)

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注釈

(注1)東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

(注2)東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3)のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

燃料費調整額って何?仕組みを解説

燃料費調整額って何?

電気代の請求書内訳を読んでみると、燃料費調整額という項目を目にしたことはありませんか?

燃料費調整額とは、分かりやすくいうと、毎月変動する火力燃料費に対して電力会社の利益が公平になるように調整する費用です。

原油・石炭・天然ガスなどの火力燃料は、月ごとに費用が変動します。

電力会社が一方的に儲けすぎてしまったり、反対に電力会社が損をし過ぎてしまったりするのを防ぐために、燃料費調整額で調整しなくてはいけません。

そのため、燃料費調整額はプラス調整にもマイナス調整にもなります。

燃料費調整額は電気料金の一部に組み込まれており、個別に請求が来るわけではありません。普段と同じように電気料金を支払っていればそのまま支払いは完了します。

ポイント1

  • プラス調整:電気料金に更に費用が上乗せされる
  • マイナス調整:電気料金が安くなる
でんきる

燃料費の状況でプラスにもマイナスにもなるんだよ

ポイント2

  • 自動的に請求される
でんきる

燃料費調整単価に使用電力量を掛けて請求されるので、電気使用量が多ければ多いほど高くなるよ!

東京ガスの燃料費調整額

東京ガスの燃料費調整額の推移

東京ガスの燃料費調整額の推移を見ていきましょう。

東京ガスの燃料費調整額の推移

※表は横スクロールします。(単位:円/kWh)

2024年11月の燃料費調整額

マイナス調整▲6.17円 + 政府補助▲2.50円 ⇒ 合計▲8.67円

項目2022/042022/052022/062022/072022/082022/092022/102022/112022/122023/012023/022023/032023/042023/052023/062023/072023/082023/092023/102023/112023/122024/012024/022024/032024/042024/052024/062024/072024/082024/092024/102024/112024/12
燃料費調整額2.272.742.974.155.106.508.079.7211.9212.9913.0411.6910.259.217.916.54-4.21-5.22-5.73-5.97-6.17-6.15-6.06-5.78-5.71-5.63-5.80-6.09-6.31-6.37-6.19-6.17-6.33
価格激変緩和対策-7.00-7.00-7.00-7.00-7.00-7.00-7.00-7.00-3.50-3.50-3.50-3.50-3.50-3.50-3.50-3.50-1.800.000.00-4.00-4.00-2.500.00
実質の燃料費調整額6.044.693.252.210.91-0.46-11.21-12.22-9.23-9.47-9.67-9.65-9.56-9.28-9.21-9.13-7.60-6.09-6.31-10.47-10.42-8.67-6.33
東京ガス公式サイトより

東京ガスの燃料費調整額は、2022年7月から緩やかに上昇を始め、2023年2月に13.04円/kWhとピークに達します。

ここまで燃料費調整額が高騰した大きな原因のひとつは「ロシアのウクライナ侵攻」です。

天然ガスや石炭などの資源があるロシアからの供給が不安定になり、世界的に燃料価格が上昇してしまいました。

そのため、日本にもその影響が及び、燃料費調整額も高騰しています。

燃料費調整額に上限設定がされていましたが、現在では新電力会社だけでなく大手電力会社も含めて、ほとんどの電力会社が上限設定をしていません。

>> 燃料費調整額制度や上限について見てみる

国による補助が開始された(2023年2月~2024年5月終了、8月~10月まで再開)

このような状況に対して国は電気料金を軽減する対策を開始しました。つまり、国による補助です。

それが、「電気・ガス価格激変緩和対策事業」です。

この補助は、元々2023年10月分までの予定でしたが、物価高騰の影響などもあり、政府は2024年5月使用分までは補助金を延長すると発表しています。(2024年3月末発表)

この補助のおかげで一時的に電気料金は押さえられ政府措置を踏まえた東京ガスの燃料費調整額はマイナスに転じました。

この政府補助は2024年5月に終了しましたが、物価高・円安、猛暑によるエアコン代高騰などを想定し、同年8月から10月まで再開されることになりました。1カ月の使用量が450kWhのご家庭なら8月と9月は1,800円、10月は1,125円電気代が値引きされる計算となります。

11月使用分(12月請求分)からは補助がなくなるわけですが、今後の施策はどのようになっていくのでしょうか。

2024.08再開)緩和対策

一般家庭などの低圧で燃料費調整額から4円/kWhの値引きを行う

・期間:2024年8月、9月、10月

・備考:10月分は2.5円/kWhの値引き

2024.05終了)緩和対策

一般家庭などの低圧で燃料費調整額から7円/kWhの値引きを行う

・期間:2023年2月~10月分まで ⇒ 2024年5月分で終了

・備考:2023年10月分以降は7円から3.5円の値引きに変更 ⇒ 2024年5月分は1.8円の値引きに変更

でんきる

緩和対策事業は2024年11月で一旦終了。今後どうなっていくのでしょうか?

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注釈

(注1)東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

(注2)東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3)のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

東京ガスの燃料費調整額が家計に与える影響は?

燃料費調整額が家計に与える影響は?

燃料調整費額は、電力使用量に追加されて支払わなくてはいけないものなので、電気代がかさんでしまいます。

東京電力の燃料費調整額は、2022年4月と2023年1月とで約10円のプラス差がありますが、この場合、以下に示した金額が電気代に上乗せとなります。

燃料費調整額+10円で試算

  • 一人暮らしの場合:2,000円/月(電気使用量を200kWhと想定)
  • 二人暮らしの場合:3,000円/月(電気使用量を300kWhと想定)
  • 四人暮らしの場合:4,500円/月(電気使用量を450kWhと想定)

同じ電気使用量でも、燃料費調整額の違いによって家計に与える影響が大きくなることが分かります。

特に四人暮らしや大きな家に住んでいる方は、電気使用量が多くなるため、それだけ負担が大きくなってしまいます。

特に、最近流行りになっているオール電化住宅は、電気使用量が通常の家庭よりも多いので、家計に与える非常に大きいです。

また、東京ガスでは電気だけでなくガスも対応していますが、電気料金と同じくガス料金も高騰しているので注意してください。

世界情勢によって高騰する燃料費問題は、電気だけでなくガスにも影響しています。

でんきる

年換算すると、とんでもない金額に・・・

燃料費調整額の値上がりを回避する節約方法とは?

節約方法

最後に節約方法についてご紹介していきます。

燃料費調整額の値上がりは世界情勢に依存するため、値上がり自体を回避することは難しいです。

しかし、簡単な節約方法を利用したり、東京ガスのお得なプランやキャンペーンを知ることで無駄に電気代を支払わずに生活できます。

電気代を節約する方法はいくつもありますが、その中でもすぐにできるのは家電の使い方を工夫することです。

代表的な例として、以下を取り上げます。

  • エアコンの温度設定を調整する
  • 冷蔵庫の温度設定を調整する
  • 電気のつけっぱなしを無くす
  • コンセントを抜く

エアコンの設定温度を調整する

家電の中でも特にエアコンは電気代がかかるため、負担を軽減させるのが大切です。

夏では冷房の温度を下げ過ぎず、冬では暖房の温度を上げ過ぎないように意識しましょう。

冷房時の省エネ推奨温度は室温28℃とされています。

そこから温度設定を1℃高めると約10%ほどの節電効果が得られるとされています。

電気は冷やすよりも温める方がパワーを使うので冬場は注意が必要です。

なお、暖房時の室内温度は20℃ほどが目安なので、冬に電気代が増えすぎてしまう方は、そちらも考慮して調整しましょう。

エアコンの稼働率を向上させるには、室外機の周りに打ち水などをして冷やしておくと、夏場でも電気を使い過ぎず部屋を冷やしてくれるのでおすすめです。水をかけてしまうと壊れてしまわないか心配になる方もいると思います。

しかし、普段から屋外にあり、台風や大雨が降っても壊れないように、室外機は水に非常に強いです。

そのため、多少であれば水をかけても問題なく、それどころか冷房の効率を上げてくれます。

エアコンの温度設定

  • 冷房時:室温28℃
  • 暖房時:室温20℃

★ワンポイント★

夏場、室外機を打ち水などで冷却するとエアコンの稼働率が向上し、効率的に部屋を冷やしてくれます。

でんきる

エアコンの使い方は電気代削減に直結するよ!

冷蔵庫の温度設定を調整する

冷蔵庫は常に電源を付けているため、消費電力が多くなってしまいます。

季節によって冷蔵庫の周りの温度も変わってくるので、季節に応じて調整するのがおすすめです。

冷蔵庫の温度設定は3℃~5℃が推奨されています。この温度帯であれば、食品は十分に冷却され、細菌の成長が抑制されるため、食品の鮮度を維持することができます。無駄に冷やすのはやめましょう。

一般的な冷蔵庫は庫内の温度設定を弱・中・強の三段階で設定ができます。また、最近の冷蔵庫では消費電力を抑えられるエコ設定や、夜中に温度を調整してくれる夜間モードなどの便利な機能も搭載された商品が増えています。

冷蔵庫の温度設定

  • 夏季や高温多湿の季節:「中」または「強」(冷蔵室は3℃~5℃、冷凍室は-18℃~-20℃程度)
  • 冬季や低温乾燥の季節:「弱」(冷蔵室は5℃~7℃、冷凍室は-18℃~-20℃程度)

★ワンポイント★

頻繁に温度調整しすぎると冷蔵庫内の温度が安定せず、食品の保存状態に影響します。季節に応じて年4回の調整で充分です。

また、冷蔵庫に食材を入れすぎてしまうと、冷気の循環が悪くなり、冷やすのに更に電気を使ってしまうので、温度調整と一緒に食材の量も確認してみてください。

でんきる

冷蔵庫の設定温度、変更したことありますか?

電気のつけっぱなしを無くす

「電気はつけたら消す。」これは基本で、節電するためには重要です。

部屋の電気などをつけっぱなしにしているとそれだけで無駄な電気が発生してしまいますから、いわば当たり前の話です。

このセオリーから外れる「エアコンのつけっぱなし」について説明しておきます。

エアコンは家電の中でも電力の使用量が多いため、小まめに消す方も多いです。

しかし、エアコンが大量に電力を使用するのは、エアコンの稼働時です。

エアコンは、室温を下げるために最初に電力を大量に消費しますが、一度室内の温度が目標温度に達すると、エアコンの消費電力は減少します。

そのため、1時間くらいの短い外出なら、つけっぱなしの方が総合的に使用電力量を抑えられます。

エアコンの電力消費

エアコンは、最初に部屋を冷やすために多くの電力を消費しますが、一度部屋が涼しくなったら、消費電力は減ります。

部屋が暑くなると再び多くの電力を消費することになります。つまり、部屋の温度の変化でエアコンの消費電力量は変わります。

★ワンポイント★

エアコンの電力消費の特性を理解して、ある程度、室温を一定に保つことが省エネに繋がります。

でんきる

短時間でのエアコン付けたり消したりはNG行為だね!

必要の無いコンセントを抜く

家電製品は電源を付けずともコンセントに接続されていると待機電力を消費します。

そのため、待機電力の多いものはコンセントを抜いておきましょう

逆にコンセント接続時に電力を多く使用する家電や、省エネモードのある家電はコンセントを抜かずに利用したほうが節電になるものもあります。

具体的にコンセントを抜いたほうがいいものは、テレビやエアコンなどで、抜かない方が良いものには、冷蔵庫や電子レンジなどが挙げられます。

コンセントを抜いた方が良い

  • テレビやDVDプレーヤーなどのAV機器
  • パソコンやモニター、プリンターなどのパソコン周辺機器
  • スマートフォンやタブレットなどのモバイルデバイスの充電器
  • 電子ポットや電子レンジなどの調理器具
  • 空気清浄機や加湿器、除湿機などの家電製品
  • 照明器具やエアコンなどの空調家電

コンセントを抜かない方が良い

  • 冷蔵庫や冷凍庫、洗濯機などの大型家電
  • 灯油ストーブやガスコンロなどの調理器具
  • 電気歯ブラシや電気シェーバーなどの個人用家電

もし、待機電力の細かい詳細まで知りたい方は、その家電の商ただし、電力の消費量は製品の種類やメーカーによって異なるため、製品によっては待機電力の消費が少ない場合や、コンセントを抜いても設定や時刻情報が初期化されてしまう場合があります。

そのため、製品の取扱説明書を確認するか、メーカーに問い合わせることをおすすめします。

でんきる

待機電力のことまで考えられたら節電マスターだね!

資源エネルギー庁のサイトにも節電や省エネのヒントがまとまっているコンテンがあります。そちらも合わせて参考にしてみてください。

東京ガスの燃料費調整額まとめ

東京ガスの燃料費調整額のまとめ

この記事では、東京ガスの燃料費調整額や電気代の節約方法などについてご紹介いたしました。

燃料費調整額は原油・石炭・天然ガスなどの燃料費用に依存するためプラス調整になったり、マイナス調整になったりします。

2023年、ロシアのウクライナ侵攻などを主要因として燃料費が急騰している状況から、燃料費調整額はプラス調整され、電気料金の値上がりが社会問題化しています。

政府の電気料金補助政策もあり、短期的に電気料金は収まっていますが、次の一手に注目が集まります。

国の支援を待ちながらも、電気料金を継続的に抑えていくためには、ご自身の電力使用量にも目を向けることが大切です。

毎月の電力使用量を抑えられれば、燃料費調整額の影響も軽微に受け流せるかもしれません。

電気料金の上昇で悩んでいる方は是非この記事を参考にして、節電方法を実践してみましょう。

でんきる

コツコツと節電していきましょう!

大手の安心感 │ 今、一番申込みが多いのは東京ガス

  • 東京電力(従量電灯B)より料金単価が安い(注1)
  • 「電気・ガスセット割」で更に割引に(注2)
  • 解約金、違約金などすべて「0円」
新規申込で電気代の基本料金1ヶ月無料

注釈

(注1)東京ガスの料金プランには燃料費調整の上限を設けておりません。これにより、燃料費の高騰によって、上限を設けている他社の料金プランと比べ、高くなる場合があります。

(注2)東京ガスのガスと電気(基本プラン・ずっとも電気3)のご使用場所およびご契約者が同じであり、ガス料金と電気料金を合算してお支払いいただける方が対象です。

東京ガスの電気の申し込み手順を詳しく解説した記事もあるので、ぜひ参考にしてみてください!

>> 【東京ガスの電気】簡単に切り替え可能、電気プランの申し込み方法を徹底解説!